コロナサーフ:各種表面処理前の表面清浄度管理

PVD、めっき、塗装など各種表面処理前の金属表面の清浄度を定量的に管理します。ブラスト、溶剤洗浄、プラズマ洗浄、イオンエッチング、UV洗浄など各種洗浄方法の洗浄効果の評価が可能です。

PVDコーティング前のSKD金型表面の評価

PVDコーティング前のVi-dV0 マップ図

PVDコーティング前のVi-dV0 マップ図

PVDコーティング後の密着力比較

PVDコーティング後の密着力比較PVDコーティング後の密着力比較

所見

Vi-dV0マップ図から、熱処理したままの表面は酸化層が存在しPVDコーティング膜の密着力は低いことがわかります。
ブラスト処理により表面酸化層は除去され、活性な表面となりPVDコーティング膜の密着力も向上します。ブラスト処理したまま放置すると自然酸化が進行し、Vi値は変わらずdV0値が正側に推移します。コロナサーフにより、ブラスト処理からの滞留時間の管理値を決定することができます。